婚約指輪(エンゲージリング)をリフォームで」という価値ある選択 ~今あえてリフォームを選ぶ理由とは~

記事作成日: 2015-10-063391pv

婚約指輪(エンゲージリング)をリフォームで」という価値ある選択 ~今あえてリフォームを選ぶ理由とは~

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家族のストーリーを受け継ぐ、特別な指輪

婚約指輪(エンゲージリング)は、宝飾店やブランドショップなどで既製品を選ぶのが一般的と思われてきましたが、ここ数年注目されているのが「リフォームの婚約指輪(エンゲージリング)」。祖母や母など親族から譲り受けた指輪を、新婦になる女性の好みに合わせ、新しいデザインに作り直して婚約指輪(エンゲージリング)にします。

結婚式のときに花嫁の装いにプラスすると幸せになれるという、ヨーロッパ発祥の風習“something4”。そのひとつの“something old”は、家族から受け継いだ古いもの、主に宝飾品を身に着けることで、経済的な豊かさがもたらされるという意味があります。「リフォームの婚約指輪(エンゲージリング)」こそ“something old”。祖母や母の幸せな想い出と、結婚するふたりの幸せを願う思いも込められ、そこには新品を買うのとは異なるプライスレスな価値があります。

時代遅れなデザインも今のライフスタイルに合わせ、自分好みにカスタマイズ。世界でひとつだけのスペシャルな指輪が作れるのも魅力です。石の配置を変える、メレダイヤをプラス、金属をホワイトゴールドに変更するなど、古い指輪が全く違った表情に生まれ変わります。元の素材は、指輪に限らず、イヤリングやペンダントトップ、ブローチなどの宝石を使用することも可能です。

プロポーズ4

 

既製品よりリーズナブル。節約ではなく堅実

婚約指輪(エンゲージリング)の費用は、「30~40万円未満」が28%と最も高く、平均が36.2万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2014首都圏より)。リフォームの婚約指輪(エンゲージリング)の場合、細工のランクや追加する素材にもよりますが、新品購入よりは価格が押さえられるのがうれしいところです。

結婚にかかる費用(結納、婚約から結婚式、新婚旅行までの総額)の首都圏平均は446万円ほどで、これはかなりの出費。将来の生活を見据え、指輪はリフォームにして倹約というのは、堅実でスマートな選択かもしれません。

サンプルからデザインを選ぶセミオーダーと、新たにデザインを起こすフルオーダーがあります。例えば、立爪のダイヤリングをシンプルなティファニーセッティングにセミオーダーでリフォームした場合は70,000円から。ダイヤを足して豪華にフルオーダーで仕上げると、250,000円ほど。ほとんどの店で宝石以外の金属は下取りとなり、その分はリフォーム料金から差し引かれます。

また結婚後つける機会の少なかった既製品の婚約指輪(エンゲージリング)を、カジュアルなデザインに変更、またはネックレスなど他のアイテムにリフォームするのも人気です。結婚10年、20年の節目に、リフォームしたジュエリーで妻に再度プロポーズという粋な男性もいるのだとか。

プレゼント

満足いく指輪を作るための、オーダーの極意

結婚情報誌やインターネットの検索で、さまざまなリフォームジュエリーのショップが見つかります。デザインが洗練されている、サンプルが豊富、納期が早い、メールと宅配でオーダーできるなど、それぞれに特徴が。多くの店で最初のデザイン提案、見積もりまでは無料なので、気に入った2、3店で見積もりを取って比較してみてもいいでしょう。忘れてならないのはアフターサービス。サイズ変更や変形直し、修理など、購入後の不具合にもきちんと対応してくれるショップを選ぶことがポイントです。

オーダーのタイミングも大切。デザイン決定後、完成までは2週間から1か月半、なかには4か月かかる店もあるので、プロポーズに間に合わせるのか、両家の顔合わせでお披露目するのか、逆算してプランを立てます。ちなみに男性ひとりでオーダーすると、花や星など可愛らしいデザインを選びがちで、実はこれが女性に不評。女性は永くつけることも考慮し、シンプルでエレガントなデザインを選ぶ傾向があるためです。末永く人生に寄り添う婚約指輪(エンゲージリング)だから、やはり二人で一緒にオーダーするのがおすすめ。そしていつの日か、その指輪を次の世代へ託せたら、とても素敵です。

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岩永八寿子

この記事を書いた人ライター 岩永八寿子 Yasuko Iwanaga

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