この記事を書いた人ライター 菊池由樹 Yuki Kikuchi
婚約指輪(エンゲージリング)選び、まず知っておくべきこと
婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶ、そんな特別なシーンは人生の中で何度も訪れるものではありません。付き合っていて婚約が決まったカップル、プロポーズをするためにサプライズで指輪のプレゼントを考えている男性など、贈る側も贈られる側にも、それぞれ特別なエピソードがあります。
そこで、大切な記念となる指輪を選ぶために知っておきたい「婚約指輪(エンゲージリング)選びの相場」について考えてみましょう。まずは基礎知識として、「婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の違い」から。婚約指輪(エンゲージリング)は、婚約している男性から女性へ婚約の証として贈るものです。購入時期はプロポーズの後から結納をかわすまでの間で結婚式の約1年前が多く、式を待つ女性がつけます。結婚指輪(マリッジリング)は結婚式の約3か月前に購入することが多く、男女ペアで用意し結婚式で交換します。結婚指輪(マリッジリング)はシンプルなデザインでいつも身につけておきますが、婚約指輪(エンゲージリング)は華やかなデザインで、パーティーやお出かけなどのハレの場で身につけることが多くなります。
婚約指輪(エンゲージリング)の相場は、「給料3カ月」から「1カ月プラスアルファ」に
婚約指輪(エンゲージリング)を購入するときは、あらかじめ予算を決めておき、近く用意することになる結婚指輪(マリッジリング)の予算も合わせて考えるとよいでしょう。「婚約指輪(エンゲージリング)の相場は給料3カ月分」と昔はよく言われましたが、今の傾向として平均相場は33万円前後。だいたい給料の1カ月分プラスアルファといったところで、そこまで奮発しなくても良いようです。そして結婚指輪(マリッジリング)は10万円前後で、ペア合わせると20~30万円。婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)を合わせると50万円がめやすと考えてよいでしょう。
婚約指輪(エンゲージリング)に使う石はダイヤモンドが95%と最も多く、4Cと呼ばれる基準(重さ、カットの仕方、色、クオリティ)によって価格が変わります。指輪の購入先はデパート、結婚式場の提携店、ジュエリー専門店のほか、最近ではインターネットで購入する方もいます。選び方は、早く手にすることができる既製品、石などが選べるセミオーダー、デザインなどからこだわって選ぶフルオーダーがあり、オーダーの場合も予算の中で相談しながら選ぶことができるのが特徴です。
婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶのは男性の役割。彼女の願いを叶える指輪を探して
婚約指輪(エンゲージリング)の相場が分かったところで、実際に婚約指輪(エンゲージリング)を購入するシーンを考えてみましょう。プロポーズでのサプライズプレゼントの場合は、当然ながら男性が指輪を選ぶことになりますが、一般的に婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶ場合は「二人で」が約半数、「夫」が30%、「妻」が20%と、購入にあたり指輪について調べたり買い物に出かけたりするのは、男性の役割ということになります。二人で選ぶ場合は彼女の指輪のサイズや好みなどの希望を聞きながら選ぶことができますが、男性が選ぶ場合は指輪選びの基礎知識や彼女の好みをしっかりとリサーチしておくとスムーズです。そしてどの場合も購入する指輪の予算が決まっていれば、お店での相談がより具体的になり納得のいく指輪選びがしやすくなります。
女性にとって婚約指輪(エンゲージリング)は、婚約を誓った二人の一生の宝物であり、「特別なジュエリーを持ちたい」という願いを叶えてくれるもの。冠婚葬祭やパーティーの席のほか日常的に着用する女性も多く、これからの人生で長く愛用するジュエリーとなります。二人にとって価値ある婚約指輪(エンゲージリング)を探し、永遠の愛をプレゼントしてください。